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文芸誌『暁烏』、フリーペーパー『創星』の製作・配布情報など☆
一路真実です。

小説ゼミに参加されたみなさん、
どうもありがとうございました。
お疲れ様でした。

今回も3作品取り上げました。
どの作品もしっかり書かれていて骨太だったので、
私もレジュメを作成するのに結構苦労しました。
レジュメはいつも、「あらすじ」「良かった点」「気になる点」
「みんなに意見を聞きたい」で構成するのですが、
今回は間に合わず「あらすじ」を省略してしまいました。
あらすじをまとめるのは、
私にとっても作品を読み解けたかを確認する作業になりますし、
文章を書く良い練習になるのですが…^^;

今回、参加者は私を含め9名でした。
いつも使用している会場が10人定員なので、
もう少し申込みが増えたらもっと広い会場にしないとなぁと
思っているところです。

今回の作品は、どれも男性が主人公の作品だったのですが、
実は作者の3名中2名が女性。
参加した方の中には
「全員男性が書いたかと思った」
「男性の気持ちを書くのがうまい」
とおっしゃっている方もいました。

一番盛り上がった話は、
固有名詞が作品に出ることでどういうイメージを持つか
ということでした。

具体的には、同世代の人があまり聴かなそうな
古い音楽を好きな主人公をどう捉えるかということだったんですが、
そのアーティストのイメージも含めて
「周りに流されず、自分の意見をしっかり持っているタイプ」
というような意見が出たので、
作品の展開と主人公のキャラクターがマッチしていたんだなと
思いました。

また、「これを聴いていた当時の感覚と現在聴くという感覚は違う」
という意見も出ました。

最近はインターネットやyoutubeなどで
昔の音楽も聴けるし、レコード人気再燃などもあり、
世代を問わず音楽が聴ける時代ではないかという意見もありました。

そうした意見を聞いていて思ったのですが、
今は音楽が好きな人だけでなく、
普通の人もそういうふうにいろいろな音楽に触れられる時代だ
ということを考えると、
固有名詞を出すことにどれだけの効果があるのだろうか?と。
例えば、時代に沿ったセレクトであれば
作品にその時代の感じを映し出す効果があると思うのですが、
逆をいくときの効果が現代では薄れてきているのではと。

今、これを書いていて思ったのですが、
主人公だけでなく他の登場人物にも好きなアーティストを語らせたら、
比較ができたかもしれないなぁと。
例えば、同世代が聴くようなトップ10に入る音楽を聴く脇役と、
そういうタイプでない主人公に音楽の話をさせるとか、
そうした場面を入れると、より主人公のキャラクターが際立ったかもしれませんね。

ゼミの後は、パンケーキの店でご飯会をしました。
私はあまりパンケーキを食べたことがなかったので、
こんなにふわふわで生クリームがいっぱいなのか!と驚きました(笑)

帰りに、作品を提出した方から
「小説ゼミは作品を否定することがないから、また参加したくなる」
と言ってもらいました。

小説ゼミのルールとして、「作品を否定しない」と定めていて、
「つまらないならつまらなかったと言ってもらっていいですけど、
 どうしたら良くなるのかを必ず付け加えてください」
とゼミの始めにいつもお願いしています。
それは、小説を書く方それぞれに自分の中で目標があって、
例えば、いつか新人賞をとりたいであったり
きちんと最後まで書き上げたいであったり
文学という芸術をつきつめたいであったり。
いろいろゴールがあると思うんですね。
そうしたそれぞれのゴールに近づくために
何が正解なのかは、
作品を書き上げるプロセスの中で
誰にもわかるはずがないのです。
むしろ正解はたくさんあるのではないかと思います。
つまり、誰かが否定する作品を誰かは肯定するかもしれない。
だからこそ、作品を大切にしたいといつも思っています。

何かまた長くなってしまいましたね…。
では、最後に次回のお知らせです。

【一路真実の小説ゼミ】
平成30年11月17日(土)
時間:19:00~21:00 (受付18:30~)
場所:福岡市NPO・ボランティア交流センターあすみん
   会議室(天神駅南口 より徒歩5分)
参加費:500円

ご参加お待ちしています!

いちろまみ

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一路真実です。

小説ゼミに参加されたみなさん、
どうもありがとうございました。

今回の小説ゼミは、初めて3作品取り上げました。
小説2作品とエッセイ1作品で、
時間が足りるかな…と少し心配でしたが
ぴったり終了したので安心しました。

課題作品にエッセイがあったのも初めてでした。
なので、基本的なエッセイの構成や
エッセイと小説の違いなどについても話しました。
といっても、先日エッセイを書く文章講座に参加したので、
それを小説ゼミのみなさんにもご紹介したという感じでしたが、
学んだことが少しでも生かせてよかったです。
とてもユーモアのあるエッセイで、楽しく読ませてもらいました。

3作品とも、ジャンルも内容も方向もばらばらだったので、
それもまた面白かったなと思いました。
小説も、みんながどんなふうに読んだかということや
キャラクターの性格についてどう感じたかなど
いろいろな意見・感想が出ました。

その後のご飯会でも、
「課題作品のあのキャラクターみたい」
という話が出たりして面白かったです。
やっぱりみんなで作品を共有しているので、
同じネタで盛り上がれるというか。
何かその感じが楽しかったです。

それから、参加者の方から
「みんなに読んでもらうと、独りよがりにならなくていい」
「課題作品を提出するという締切があるので形になった」
というようなことを言っていただいて、
やっぱりこういう場があってよかったなぁと思いました。
『創星』もそうなんですが、
創作している方が集って、語り合える
「場」があるということが大事だなぁと思います。
それは逆に言うと、場があるからこそ、
解散してそれぞれの創作活動に励むことができるわけで。
担当の編集者がついていない我々は、
そうして創作活動を楽しく続けていくということが
必要なのかなと思いました。

では、最後に次回のお知らせです。

【一路真実の小説ゼミ】
平成30年9月8日(土)
時間:19:00~21:00 (受付18:30~)
場所:福岡市NPO・ボランティア交流センターあすみん
   会議室(天神駅南口 より徒歩5分)
参加費:500円

ご参加お待ちしています!


一路真実です。

先日の小説ゼミにて、
課題作品として提出いただいた
ヨシダさんの作品「ある日、切れて」が
noteにて読めます。

ゼミ後に少し書き直されたそうで、
星屑書房のことも紹介してくださいました。
あとがきに小説ゼミのことも触れてくださっています。

先日のゼミに参加された方は、
どのあたりが変わったのかを確認していただけると、
より楽しめるし、勉強になるかなと思います。
私自身も、ゼミのときにあまり理解できていなかった
主人公の心の動きがあったのですが、
今回の作品では丁寧に書かれていたので、
あの箇所はこういう心情だったんだなあと
納得できた部分もありました。

ぜひお読みください!

いちろまみ

一路真実です。

小説ゼミに参加されたみなさん、
どうもありがとうございました。

昨年の5月にプレイベントを行ったので、
小説ゼミもちょうど1年。
星屑書房は10年。
何事も、無理ないペースで
ゆっくり続けていくことが大事ですね。

さてさて、今回の小説ゼミのことをまとめたいと思います。
今回も2作品取り上げました。
はじめに取り上げたのは、約12,000字の作品で
構成や展開がきっちりした作品でした。
過去に賞をとったこともあるとおっしゃっていたので、
なるほどやっぱりといった感じでした。
また、この作品を3日で書き上げて持ってきましたと
おっしゃっていたので、一同驚きました。

驚いたことと言えば、私は申込段階でみなさんとやりとりするので
この作品の作者は女性だと知っていたのですが、
参加者のみなさんは作品だけを読んで参加されるので、
どんな方が書いたのかは知りません。
参加者の方々が、
「作品の主人公と同じ、若い男性が来るかと思った」
と驚かれていました。
作者の方は、ご自身のことを「憑依系」と表現されていましたが、
読み手が、主人公のことを作者と一致させてイメージしたということは、
それだけ主人公の描写がリアルだったのだなと思いました。

2作品目は、一路の作品で、
秋頃に発行する創星18号用に書いた作品でした。
私が日頃気になっていることから着想して書いた作品だったので、
参加者の方々から、「こういう人いる!」とか「こんなタイプもあるよね」
みたいな感じで話が弾みました。
なので、この作品を通じて「アイツのことも書けるかも」と
参加者のみなさんの発想もどんどん広がって楽しかったです。
また、作品のテーマは伝わったか、ラストはどうだったかなど、
私も作品を書いていて気になったことについて
読者の意見が聞けてよかったです。

その後、恒例のごはん会で、今回は七輪の炭火焼肉でした。
21時から焼肉?!という感じでしたが、
がっつり食べておいしかったです。
参加者の方が、
「小説ゼミは、作品を書いた人の話を聞けるのがいいですね」
とおっしゃっていました。
確かにそうだなぁと思いました。
その文章をどんな思いで書いたのか、何から発想したか、
どこで迷いながら書いたかなど、
なかなか聞けないことですし、
またその話が、今度は自分が書くときに生かされると思います。
今回も、みなさんといろいろな話ができて
楽しかったです。

では、最後に次回のお知らせです。

【一路真実の小説ゼミ】
平成30年7月28日(土)
時間:19:00~21:00 (受付18:30~)
場所:福岡市NPO・ボランティア交流センターあすみん
   会議室(天神駅南口 より徒歩5分)
参加費:500円

ぜひ、遊びにきてください☆

一路真実です。

表現のまなび屋、小説ゼミを開催しました。
来てくださったみなさん、どうもありがとうございました。
ちょうどあすみんで短歌の会に出ていた、
竹中さんが乱入するというサプライズもありつつ。
前回と同様、女子会になりました。

簡単に感想を書こうと思います。

今回、2作品取り上げました。
1作品目は参加された方、2作品目は一路の作品でした。

1作品目は、原稿用紙5枚程度の短い小説だったのですが、
登場人物の背景が考えこまれていて、とても深い作品でした。
みんなで考えたことは、
どのような人物が出てきて、話がどう進んでいるのかが
少しわかりにくい部分があって、
どのような表現に変えればより伝わりやすいか
ということについて、みんなでいろいろと意見を出しました。

書き手は、設定を練り込み、背景をイメージしながら描写しているのですが、
必ずしも読み手が同じようにイメージしているとは限らないので、
こうして、議論しながら考えることが作品を深めるきっかけになるのかなと思いました。

2作品目は、一路の作品でした。
次号の『創星』に掲載するために書いた小説で、
みなさんにたくさん意見をもらいました。
読んでいて疑問や矛盾を感じる点を指摘してもらったり、
結末をどう感じたか感想をもらったりと
とても参考になりました。

意見をふまえて、エピソードを入れ替え、
描写をもう少し工夫した方がいい箇所が見えたので、
書き直して創星に載せたいと思います。
みなさん、丁寧に読んでくださってありがとうございました。

終了後は、恒例のごはん会で、
今回は焼き鳥を食べました。
創作の話からジェンダーや社会の話まで、
いろいろなことを話せてとても楽しかったです。
新生活で福岡を離れる方がいらっしゃって、
また帰福された際には小説ゼミに遊びに来てもらえると
うれしいです。

では、最後に次回のお知らせです。

【一路真実の小説ゼミ】
平成30年5月26日(土)
時間:19:00~21:00 (受付18:30~)
場所:福岡市NPO・ボランティア交流センターあすみん
   会議室(天神駅南口 より徒歩5分)
参加費:500円

昨年の5月にプレイベントをしたので、
気づいたら小説ゼミを始めてちょうど1年。
隔月開催なので、プレイベント含めて6回しかしていないのですが、
もう1年なのかと驚きです。
ただ、このゼミを始めて、たくさんの書き手の方と知り合いになれて、
いろいろな方の作品を読むこともでき、
私自身とても勉強になりました。
今後も、創作活動に関わる方々のコミュニケーションの場として、
表現のまなび屋を続けていこうと思います。