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文芸誌『暁烏』、フリーペーパー『創星』の製作・配布情報など☆
一路真実です。

小説ゼミにお越しくださったみなさん、
どうもありがとうございました。

今回は、小説を2作品取り上げました。
あまり詳しくは書きませんが、
衝撃的なことがあって私にとって考えさせられる回になりました。
おそらく他の参加者や会場スタッフの方も…。

キャンセルが出て、結果的に今回は女性ばかりの参加となりました。

初めに取り上げた作品は、
既に同人誌に発表済の小説だったので、
きちんとした構成で、
話の流れや展開もちゃんとしており、
文章もとても読みやすかったです。

今回は、三人称でも特に語り手視点がある書き方だったので、
主人公以外のキャラクターをもっと書き込めたのでは
という話をしました。
参加者のみなさんが、キャラクターの背景を
それぞれ想像して話しているのを聞いて、
それだけいろいろ想像できる作品だったんだなというふうに思いました。
読んだ後の余韻というか、そういうものがある作品だったのかなと。

それから、2作品目は通常の小説とは少し異なる形式で書かれてあり、
書き手の立ち位置やこれは小説なのかとか、
最終的には現代社会の問題や一つの物事が両面から見られるというような
ことまで、幅広く議論できたかなと思いました。

ゼミ後は、参加者全員でチーズダッカルビを食べに行きました。
女子会となったので、小説の話だけでなく仕事や恋の話など、
ざっくばらんに話して盛り上がりました。
そしてまた、終電間に合わない!状態に…。
遅くまで、本当にありがとうございました。楽しかったです。
では、最後に次回のお知らせです。

【一路真実の小説ゼミ】
平成30年3月17日(土)
時間:19:00~21:00 (受付18:30~)
場所:福岡市NPO・ボランティア交流センターあすみん
   会議室(天神駅南口 より徒歩5分)
参加費:500円

有志で、またご飯に行きたいなと思っています。
あまり店を知らなくて、毎度ぶらぶらする展開になるので、
ご飯も行こうかなという方がいらっしゃったら、
ぜひ行ってみたいお店も考えてきてもらえるとうれしいです(笑)
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一路真実です。

小説ゼミにお越しくださったみなさん、
どうもありがとうございました。

今回は、初の映画脚本を課題作品にしました。
私をはじめとして、参加者のみなさんも
あまり映画脚本を読んだことがなかったので、
戸惑いもあったようでしたが、
だからこそいろいろと勉強になったと思います。

コンペに提出されている作品ということだったので、
内容については詳しくは書きませんが、
小説との書き方の違いについて話し合ったり、
今後ラジオドラマの脚本を書く予定とおっしゃっていたので、
映画脚本とラジオドラマ脚本の違いやト書きの書き方などを
いろいろと教えていただいたりして、面白かったです。

そして、2作品目に、前日に慌てて書いた私の掌編小説を読みました。
前日だったので参加者のみなさんには共有せず、当日所見という形で行いました。
まずは私が朗読をして、その後、みなさんに気になる点や感想などを発言してもらいました。
いろいろな意見が出て、「自分はAだと思った」「いや、そうは思わなかった。Bと思った」
と各人で感じ方もいろいろ違って、
一つの文章でも読む人によって幅があることが分かりました。

また、200字という制限で書いたものだったので、
主語をできるだけ省いた結果、
発言が誰の者かがわかりにくいという意見も出ました。
書いている私はイメージを言葉にしていくので、
誰が言った言葉かはあらかじめわかっているわけなのですが、
読む人は、その言葉から今度はイメージしていくので、
あまりに省きすぎると分からなくなるのだなぁと思いました。
主語を省いても、誰が発言したかわかるように、
表現をもう少し工夫したいと思います。

前回、私の作品を取り扱ったときは同人誌に掲載した作品だったので、
書き直しを想定していなかったこともあって
意見をもらっただけになってしまいましたが、
今回はちゃんと推敲もしないまま持って行っていたので、
逆に、突っ込みどころもあるし、私も書き直し点がわかってよかったなと思います。

その後、希望者だけで食事会&お茶会をして、
話がすごく盛り上がり、23時半に「そろそろ電車が!」という感じで解散しました。
(帰り道の信号待ちの時間でさえも立ち話していて、渡りそびれるくらいでした…笑)
とても楽しかったです。
遅くまで付き合ってくださったみなさんも、どうもありがとうございました。

その交差点での話の中で、今後のゼミに関わる話になったので、
ここに書いておきます。
これまで、プレ・イベントも含めると4回ゼミを開催したのですが、
参加者の方の傾向を見ると、
小説を書いている方もいるのですが、それよりも
書きあぐねている方や読書が好きな方が集まっている印象なので、
前もって課題作品が決まりにくいということがありました。
参加希望者の方に、作品を出しませんか~とお声かけすることもありました。
そういう話をしたところ、課題作品が決まらないときは、
当日までに掌編小説を書いてくる形式にしたらどうかという意見がありました。

実を言うと、この小説ゼミを行う前に、
企画を二つ作って星屑書房のメンバーと共有したのです。
一つは今の形式の小説ゼミだったんですが、
もう一つは、この小説ゼミが定着してきたら
初心者向けに、短い作品を書いてきてもらい、
各自が自分の作品を朗読して、参加者の方に意見をもらって書き直す、
そうした内容の講座を立ち上げようと思っていました。

そこで、前述の意見をもらったので、この初心者向けと思っていた講座を
今の小説ゼミと組み合わせて行おうかなと思っています。
課題作品が決まらない場合に、そうした形式でやってみて、
うまくいきそうだったらホームページの方も書き直そうかと思います。

では、最後に次回のお知らせです。

【一路真実の小説ゼミ】
平成30年1月27日(土)
時間:19:00~21:00 (受付18:30~)
場所:福岡市NPO・ボランティア交流センターあすみん
   会議室(天神駅南口 より徒歩5分)
参加費:500円

☆夜開催なので、また、お時間ある方は
 お茶会ができればいいな~と思っています。

以上、長文お読みいただきありがとうございました。







一路真実です。

小説ゼミにお越しくださったみなさん、
どうもありがとうございました。

今回は、1作品を中心的に読み込み、
もう1作品は私の小説を入れました。
2作品あれば、課題作品を提供してくださった方が
書き手と読み手の両方できるので…と思っているのですが、
なかなか1時間半では2作品終えることは難しく。
なので、次回から、小説ゼミを1時間半から2時間にしようと思っています。

今回の課題作品は、昔の作家のような文章というか、
現代だと、私としては町田康さんっぽいと思ったのですが
(ご本人は西村賢太さんが好きとおっしゃっていましたが)
そういう感じの文章を書かれる方の作品でした。
独特の言い回しや表現がたくさんあって、
感性というかそういう感覚のある方なんだろうなと思いました。
この課題作品が処女作と言われて、結構たくさん書かれている方かと
思ったので驚きました。
あと、私以外の方が全員「女性が書いたかと思った~」と、
ゼミで作者に会って驚かれていたことも面白かったです。

そうした凝った文章を書かれていたので、
練りすぎた分、ちょっとイメージがわきづらい表現や、
一文が長くなりすぎて主語と述語が合わなくなることもあり、
今回はそういう点を指摘させてもらいました。

今回も私がちょっと読み間違えているところもあって、
それは周りのみなさんがフォローしてくれました。
これがゼミ形式の良いところ!笑
ありがとうございました^^;

では、次回の予告です。

【一路真実の小説ゼミ】
平成29年11月18日(土)
時間:19:00~21:00 (受付18:30~)
場所:福岡市NPO・ボランティア交流センターあすみん
   会議室(天神駅南口 より徒歩5分)
参加費:500円

☆いつもと時間も場所も変わっていますのでご注意ください。
 夜の開催なので、終わった後に有志で
 軽く飲みにでも行きたいなぁと考えています。
 ぜひご参加ください^^


一路真実です。

今日の小説ゼミに参加されたみなさん、
どうもお疲れ様でした。
ありがとうございました。

今日も別々の方が書かれた二つの作品を取り上げました。
少人数でしたが、たくさん意見交換ができて
私自身もとても勉強になりました。

今日は、作品のキーワードとして、
「異化」と「不条理」の話を少ししました。
作品のネタバレになるとよくないので、
詳しくは書きませんがちょっとだけご紹介しました。

私が学んだことを書きたいと思います。
説明を入れるか入れないかという話題で、
参加者の方から、
「もう少し洗練すると、誰でもが受け入れられる作品に
なるのではないか」という意見があり、なるほどなぁと。
説明をあえて省いて余白を生むことで、
いろいろな方に当てはまる話にする
ということかなと思いました。

それから、ラストで主人公が成長したかどうかという話題になり、
最後の行で示された「距離」が「躊躇」を示していて、
成長していない印象を与えるという意見をされた方がいました。
この点も、どう書けばどんな読後感が残るかということを
考えながら書かないといけないなぁと考えさせられました。

最後に、次回のお知らせです。

【一路真実の小説ゼミ】
平成29年9月10日(日)
時間:15:30~17:00 (受付15:00~)
場所:福岡県NPO・ボランティアセンター会議室
参加費:500円

関心のある方はぜひ遊びに来てくださいね^^

一路真実です。

今日、無事に小説ゼミのプレ・イベントが終わりました。
ご参加いただいたみなさん、どうもありがとうございました!

参加予定の半数以上が欠席になってしまったので、
少人数ではありましたが、
それゆえ気兼ねなく意見交換ができたかなと思うので、
とても楽しかったです。

今日は、私が精読者(パートナー)だったので、
課題作品のあらすじ、作品を読んで良かった点、気になった点、
参加者に意見を聞きたい点をレジュメにまとめて配布し、
いろいろ指摘した後に、みんながどういう感想を持ったか
自由に発言してもらいました。

今日の私の気づきとしては、
「結局どう書けば一番良い文章になるのか」という正解はなくて、
こうやってたくさん語って、
その後またそれぞれが考える→そして次の作品に生かす
ということを繰り返していくしかないのだなということ。

それから、
私が深読みできていない部分もあって、
書き手の意図を書き足すべきか書き足さないべきか、
という話でも盛り上がりました。

意見交換の中で、作品の「気になった点」を言い合ったのですが、
作品の書き手は、
指摘のあった点を読み手により伝わりやすいように修正してもいいし、
あえて修正しないことで、
気になる部分として残すことが逆に読み手の心にひっかかりを生むという効果もある。
ここも正解がないので、試行錯誤するしかないのかなと。
書き手の側も、「そういうふうに読めるのか~」と新しい発見があったようでした。

以上、簡単ですが今日のゼミで考えたことでした。

参加者の方から、課題作品がないときには、
プロの小説を課題作品にして、書き方を学んでもいいのではと意見をもらったので、
今後はそういうのも取り入れていこうかなと考えています。

また、「7月も参加します!」と言ってもらえたのがうれしかったです。

ぜひ次回もご参加をお待ちしています^^